セカンドキャリアアドバイザーで稼ぐ 働き方の多様化のため需要が増えている

 
 
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セカンドキャリアアドバイザーとは、一般社団法人キャリア35が認定している民間資格です。民間資格であるため、国家資格や国家検定よりも取得しやすい資格と言えるでしょう。

セカンドキャリアアドバイザー資格で稼ぐ方法としては、自分自身のキャリアに活かすことや現在保有している資格と組み合わせたアドバイザー的な業務、資格取得で学んだ知識をもとに起業するといった方法が挙げられます。

資格を取得するためには、指定の通信教育会社の教材を購入し、添削課題と修了認定試験を提出する必要があります。添削課題と修了認定試験は計4回行なわれ、どの試験でも70点以上取得しなくてはなりません。

ただし、あくまでも通信教育ですので、テキストなどを見ながら添削課題や試験を受けることができます。資格取得の難易度としてはそれほど高くないと言えるでしょう。

資格取得費用は一括払いで税込み35,000円。12回の分割払いで35,760円となります。

試験に合格すると、有料で認定証が発行されます。資格認定されている証明にもなるため、これから資格を活かして稼ぎたいという場合は認定証の発行を検討するとよいでしょう。

この記事ではセカンドキャリアアドバイザーの資格取得方法や資格を活かして稼ぐ方法、独立起業する場合にネックとなる資金繰り問題についてお話ししていきたいと思います。

セカンドキャリアアドバイザーの取得方法

セカンドキャリアアドバイザーは通信教育「ユーキャン」の資格講座でのみ取得が可能です。添削課題と修了認定試験を提出し、すべての課題と試験結果が70点以上であれば取得できます。

セカンドキャリアアドバイザー資格の勉強方法

ユーキャンの講座であるため、講座内容をしっかりと学ぶことが重要です。通信教育であるため、自分で学習時間や学習方法の管理をしなくてはなりません。

セカンドキャリアアドバイザー講座では、動画を使ったカリキュラムなどで勉強ができます。資格だけを取得するのではなく、いかにして資格を活用して稼ぐかを考えながら学習することが重要です。

セカンドキャリアアドバイザーを取得するメリット

セカンドキャリアアドバイザーを取得するメリットは、やはりキャリアに関しての知見が広がる点です。とくにセカンドキャリアは高齢化社会に直結する内容であるため、新規顧客はこれからどんどんと増えていくことでしょう。

つまり、市場がセカンドキャリアアドバイザーの市場は現在進行形で成長しているのです。

資格を取得することによって、顧客の希望を聞きながら適切なキャリアプランを提案できるでしょう。また、自分自身のキャリア診断もできるようになります。資格取得後にどのような事業を興すかなどを分析しながら最適な道筋が見やすくなるでしょう。

セカンドキャリアアドバイザー資格で稼ぐ方法

セカンドキャリアアドバイザーは副業としても独立起業としても役に立つ資格です。副業としてセカンドキャリア相談会などを開くことで、定期的な収入と将来独立したときの顧客開拓にもなります。

独立起業する場合も同様です。事務所を構えてアドバイザー業を主軸にしたり、ネット相談や電話相談といったビジネスモデルもできるでしょう。

別の資格を取得して一定の分野の専門セカンドキャリアアドバイザーになることも稼ぐ1つの方法です。ファイナンシャルプランナーやキャリアコンサルタントといった資格を取得することで、事業の幅を広げることができるでしょう。

セカンドキャリアアドバイザー資格を活用して起業した際に注意すべき資金問題

セカンドキャリアアドバイザー資格を活用して起業した場合、ネックになるのが「事業資金」です。事業資金の中でも「運転資金」の資金繰りにはとくに注意が必要です。

セカンドキャリアアドバイザーの売上げは売掛になる可能性大

セカンドキャリアアドバイザーで起業した場合、サービスの対価として支払われる代金は売掛になる可能性が高いです。

セカンドキャリアアドバイザーはその名の通り、アドバイザー的な業務が売上げになるでしょう。アドバイザー業は顧問契約と単発での相談関連が主な収入源となる業務です。

起業前の資金や起業直後の資金繰りに困るようであれば、早めに資金調達を模索しなくてはなりません。アドバイザー業のような業種の場合、サービス(相談など)を提供した対価として現金払いで代金が支払われることがほとんどでしょう。

ただし、顧問契約となると話は別です。毎月決まった期日に代金が支払われる売掛での支払いが多くなるはずです。売掛契約の場合、代金が支払われるまでの間で経費の支払いが発生した場合、手持ちの資金でやりくりしなくてはなりません。

手持ちの資金が少ない場合、経費の支払いが出来ず、帳簿上は黒字でも倒産してしまう「黒字倒産」になる可能性もあるのです。

セカンドキャリアアドバイザーの主な経費は「広告費」

大口の顧問契約が取るためには、実績や知名度などのブランディングが必要になります。ブランディングを高めるためには広告費がかかります。今はネット広告が主流であるものの、セカンドキャリアアドバイザーの想定顧客はネットを使わない層であることにも留意しなくてはなりません。

そうなると広告媒体はチラシやポスター、新聞広告といった比較的コストの高いものになります。起業直後は開業資金でまかなえるかもしれません。

しかし、事業を継続するためには定期的に広告を打つ必要があるでしょう。そのようなときにネックになるのが「資金繰り」なのです。

セカンドキャリアアドバイザーで起業する場合に力になる資金調達方法

セカンドキャリアアドバイザーで起業する場合、経費の支払いができなくなる黒字倒産だけは避けなくてはなりません。そのためには複数の資金調達方法を理解しておく必要があるでしょう。

セカンドキャリアアドバイザーとして起業する場合に力になってくれる資金調達方法としては、次の2つが挙げられます。

  • ビジネスローン
  • ファクタリング

それぞれどのような資金調達方法なのかと、使うタイミングについてお話ししていきたいと思います。

ビジネスローンは急場しのぎとして少額での利用がオススメ

ビジネスローンは金融機関や金融会社が扱っている融資商品です。事業性融資よりもスピーディに資金調達が可能です。ただし、ビジネス「ローン」であるため、将来的な返済負担があります。

そのため、無計画に利用してしまうと、返済負担で資金繰りを悪化させてしまう可能性があります。ビジネスローンを使う場合は、よほどの緊急時に限って使うとよいでしょう。また、ビジネスローンには審査があります。

資金繰りが危ない状態で申し込んだ場合、審査に受かる可能性は低くなってしまうため、資金繰りが安定しているうちに、少額のビジネスローンを申し込んで信頼を作っていくことも検討してみるとよいでしょう。

売掛金が多いならばファクタリングで早期資金化

顧問アドバイザーとして売掛金が複数ある場合はファクタリングが有効です。ファクタリングとは、売掛金を専門の業者であるファクタリング業者に売却して資金を調達する金融工学になります。金融庁や中小企業庁といった行政も利用を奨励している資金調達方法です。

ファクタリングのメリットは審査されるのが自分ではなく、売掛金を支払う事業者になる点です。たとえ財務状況が悪化している場合でも、売掛先の財務状況さえしっかりしていれば審査は通ります。売掛金を早期に資金化できるため、経費の支払い期日で焦ることもなくなるでしょう。

ただし、ファクタリングは売掛金の額面全額の資金化はできません。手数料が発生するからです。手数料割合は売掛金総額の5%~30%です。ファクタリング業者や契約方法によって手数料割合が変動します。

メリットとデメリットの両方を理解したうえで利用を検討するとよいでしょう。

「セカンドキャリアアドバイザー」資格は将来性がある資格

セカンドキャリアアドバイザー資格は高齢化社会問題や働き方改革などの影響で、今後活躍する場が増えていく可能性が高い資格です。他の資格と合わせて起業することで、より稼げる資格になるのも特長です。

起業する場合は、起業前、起業直後の資金繰りに注意しましょう。とくに広告費などの経費関連の資金繰りは死活問題にもなりかねないため、念入りに資金計画を立てることが重要です。

資金繰りを安定させるためにも、万が一の場合に備えて資金調達方法を複数確保しておくとよいでしょう。

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株式会社デキタ
株式会社デキタの代表取締役。資金調達に関する知識を身に付けるために「ファクタリングで資金調達デキタ!」を制作・運営。その延長線上で、事業者の利用する資金調達方法に焦点を当てた当サイトを企画・制作・運営。 資金調達に関する記事執筆は2018年より開始。複数の税理士やファイナンシャルプランナーと交流しながら、記事執筆をつづける。