ジャパンネット銀行「ビジネスローン」 事業者向けの選べる4つのタイプのビジネスローン

ビジネスローンは審査が緩めでスピード融資 今すぐに応える資金調達の中でも優秀
 
 
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ジャパンネット銀行「ビジネスローン」は、株式会社ジャパンネット銀行が運営する法人・個人事業主向けのビジネスローンです。

ジャパンネット銀行のビジネスローンには4つのタイプがあります。

4つのタイプ
  • 「個人事業主向け」
  • 「法人向け」
  • 「ヤフー出店者専用」
  • 「freee会員専用」

選ぶタイプによって借りられる金額や金利が異なってきます。一般的に事業者に利用されるビジネスローンは「個人事業主向け」か「法人向け」となります。

ジャパンネット銀行「ビジネスローン」の概要

個人事業主向け法人向け
契約枠10万円~500万円(10万円単位)10万円~500万円(10万円単位)
対象者個人事業主
代表者が日本国籍または外国籍で日本での永住権を持っている年齢が20歳以上69歳以下

業歴2年以上、決算を2期終了している

代表者が日本国籍または外国籍で日本での永住権を持っている年齢が20歳以上69歳以下

金利(実質年率)4.8%~13.8%4.8%~13.8%
遅延損害金年20.00%年20.00%
返済方式※返済方法参照※返済方法参照
最長返済期間1年(自動更新)1年(自動更新)
担保・保証人なし担保・不要(代表者の保証人が必要)
ヤフー出店者専用freee会員専用
契約枠~3000万円(10万円単位)
出店歴18ヶ月未満は1000万円まで
50万円~3000万円(50万円単位)
対象者Yahoo!ショッピングまたはヤフオク!に出店している法人・個人事業主

クラウド会計ソフトfreee有料会員

(freee個人事業主「スタータープラン」は対象外)

金利(実質年率)1.45%~8.20%1.45%~13.75%
遅延損害金年20.00%年20.00%
返済方式元利定額返済元利定額返済
最長返済期間1年(自動更新)1年
担保・保証人担保・不要(代表者の保証人が必要)担保・不要(代表者の保証人が必要)

ジャパンネット銀行「ビジネスローン」の金利

ジャパンネット銀行「ビジネスローン」の金利はタイプによって異なります。

個人事業主向けと法人向けは金利が4.8%~13.8%となっています。freee会員専用の金利は1.45%~13.75%となっています。

freeeとは会計ソフトのことであり年会費が必要となります。そしてジャパンネット銀行と提携を結んでいます。そのようなことがあるため、freee会員である場合には低い金利でビジネスローンを利用することができるのです。下限金利の1.45%は銀行ビジネスローンならではの低金利になっています。

金利がどの程度になるのかは審査結果によって決まります。基本的に借入額が多いほど金利が低くなる傾向にあります。

プロミス自営者カードローン6.30%~18.00%
アクト・ウィル「ビジネスローン」7.50%~15.00%
CREST for Biz(クレストフォービス)6.00%~15.00%
ユニーファイナンス「ビジネスローン」12.00%~17.95%
ジャパンネット銀行「ビジネスローン」1.45%~13.8%

表からも分かる通り、下限金利と上限金利が他のビジネスローンに比べると低めに設定されています。銀行ビジネスローンは審査・融資までに時間が掛かるという面もありますが、金利が低いという大きなメリットがあります。少額の借入や、短期の返済であればそこまで大きな影響は無いかもしれません。しかし、金額の大きい借入、返済期間を長く設定すれば、金利の違いは大きな差となり、資金繰りが苦しくなる可能性もあります。

そのためにも、なるべく低金利で借入をしたい個人事業主・法人にはジャパンネット銀行「ビジネスローン」はオススメといえます。

さらにヤフー出店者専用では、Yahoo!ショッピング、ヤフオク!で販売する商品の仕入資金に使用使途が限定されていますが、金利が1.45%~8.20%とかなり低金利になっています。Yahoo!ショッピング、ヤフオク!で販売している事業者でビジネスローンを検討しているのであれば大きな魅力の商品といえるでしょう。

 

完璧な資金調達方法は存在しない。ベストは難しいがベターを選ぶことは可能だ。
ビジネスローンは借りやすい分、金利が高くなりがちだ。借りたはいいが返済に苦しんでいる事業者も多い。
だからこそ金利はとても重要なポイントだ。
その点、銀行系のビジネスローンであれば比較的金利が低く設定されているのが魅力だ。

 

ヤフー出店者専用、freee会員専用なら最大限度額は3000万円

ジャパンネット銀行「ビジネスローン」の最大限度額は、個人事業主・法人向けは500万となっていて10万円単位で借りることができます。最大限度額500万円という数字は、ビジネスローンの中で目立って大きい数字ではありませんが、銀行系ビジネスローンであるため他のビジネスローンに比べ低金利であることが魅力と言えます。

同じ500万円であれば、後の返済を少しでも楽にするためにも、低い金利のジャパンネット銀行「ビジネスローン」の個人事業主・法人向けを検討してみるとよいでしょう。

ヤフー出店者専用、freee会員専用の最大限度額は3000万円で、ヤフー出店者専用は10万円単位、freee会員専用は50万円単位で借りることができます。3000万円は数あるビジネスローンの中でも比較的大きい限度額といえます。それだけの金額であれば、ほとんどの事業者の事業資金に充分な金額といえるかと思います。

利用可能な人や使用使途がタイプによって限定されてはいますが、ヤフー出店者専用やfreee会員でビジネスローンを検討している事業者にとって、最大限度額も大きく、金利も低いため非常におすすめのビジネスローンです。

ビジネスアカウントの有無で融資スピードが変わる

ジャパンネット銀行「ビジネスローン」の融資スピードはジャパンネット銀行のビジネスアカウントの有無で変わってきます。ビジネスアカウントとは、法人・個人事業主向けの普通預金口座のことです。

ビジネスアカウントを持っている事業者は、口コミなどをみると翌営業日や2営業日という書き込みが見掛けられたので、融資までの時間は比較的早いと考えられます。

ビジネスアカウントを持っていない事業者は申し込みの際にビジネスアカウントを作成しなければ融資を受けられないので、融資までの時間はどうしてもかかってしまいます。もしジャパンネット銀行「ビジネスローン」を検討している事業者はあらかじめビジネスアカウントを作成しておくことをおすすめします。

 

売掛金がある状態
事業者
ジャパンネット銀行のビジネスローンを利用するためには、ジャパンネット銀行のビジネスアカウントを開設しなければならないんだね。

もしビジネスローンを利用する可能性があるのなら、早めに口座開設しておきたいね。


 

ジャパンネット銀行「ビジネスローン」の事務手数料は無料

ジャパンネット銀行「ビジネスローン」の事務手数料は無料です。

ジャパンネット銀行「ビジネスローン」の返済方法

ジャパンネット銀行「ビジネスローン」の返済方法は個人事業主・法人向けは、借入直後の残高に応じた元金+利息の合計の約定返済額を毎月支払っていく方法です。約定返済とは毎月決められた金額を返済するということです。毎月の返済とは別に全額返済、一部返済も可能になっています。

ただし、一部返済をしても毎月の約定返済は必要なので気を付けてください。

前回借入直後の利用残高約定返済額(元本+利息合計)
10万円未満1万円
10万円~100万円未満3万円
100万円~200万円未満5万円
200万円~300万円未満7万円
300万円~400万円未満8.5万円
400万円~500万円以下10万円

ヤフー出店者専用、freee会員専用の返済方法は元利定額返済です。元利定額返済とは元金と利息を返済期間で割って、毎月の返済額が一定になるようにした返済方法です。(元利定額返済の記事が出来たらリンクを貼る)

返済は口座からの自動引き落としのみです。返済日ついては、いずれのタイプでも、10日、20日、月末のうち、事業者が希望した日になります。

ヤフー出店者専用、freee会員専用は返済期間が12ヶ月

ジャパンネット銀行「ビジネスローン」の契約期間はどのタイプでも違いはなく1年で自動更新されます。ただし、5年毎に再契約が必要になります。

ヤフー出店者専用とfreee会員専用では返済期間が決まっていて、最長返済期間は12ヶ月となっています。短期の返済となるので、あらかじめ返済計画をたてていない場合は、資金繰りが厳しくなってしまう可能性もあるので注意しましょう。

ヤフー出店者専用の場合は、用途がYahoo!ショッピング、ヤフオク!で販売する商品の仕入資金と用途が決まっているので、仕入れた商品が売れる間の期間の資金があれば良いため、12ヵ月でも十分な返済期間といえるでしょう。

 

短期返済は支払う利息が小さいが返済計画がしっかりしていないとキツくなる。
返済期間が短いのは支払う利息が少ないと言った点でメリットがある。ところが1度の返済金額が大きくなりやすいので、しっかりとした返済計画を立てないと返済がキツくなりやすい。
さらにもし返済が遅れてしまったら遅延損害金を支払わなければならない。返済が遅れてしまったと言うことは契約違反であり、その罰則として発生する遅延損害金は20%前後高くなることもある。

 

ジャパンネット銀行「ビジネスローン」の申し込み方法

ジャパンネット銀行「ビジネスローン」への申し込み方法はシンプルです。

たとえば今回は「法人向けのビジネスローン」に申し込みをするとしましょう。

まず以下のURLにアクセスします。
https://www.japannetbank.co.jp/business/loan/index.html

ジャパンネット銀行申込
  1. 「法人向け」「個人事業主向け」「freee会員専用」「ヤフー出店者専用」の中から、適したものを選び「審査申込」をクリック。
  2. 「法人向け(審査申込)」をクリック。
  3. 次に「法人」にチェックを入れ「次へ」。
  4. 社名を入れ「次へ」。
  5. 会社所在地、会社連絡先、会社情報、主に利用している金融機関など必要項目を入れていきます。

必要項目を記入するだけであり、とくに難しいことはありません。

注目したいのは「主に利用している金融機関」のページです。

  • 当座預金で手形・小切手の不渡りを出したことはありますか?
  • 他社のお借り入れはありますか?
  • 税金の申告漏れや滞納はありますか?

ビジネスローンであるため、これらの項目は審査の対象になることでしょう。

回答が都合の悪いものだったとしても偽装は避けたほうがよいでしょう。ファイナンシャルプランナーの話によると、もし回答を偽装をしたとしてもその多くは発覚してしまうとのことです。さらに発覚してしまえば審査の通過は極めて難しくなるとのこと。それは「偽装したため」です。

さらに再度申し込みをしたとしても、偽装した事実は残っているため審査に通るのは難しいとのことです。

もし万が一審査に通過できたとしても、後日発覚するケースがあり、その際には一括請求される可能性があるとのことです。

このようなこともあり、どのような状態だったとしても回答を偽装するようなことはしないほうがよいでしょう。これはジャパンネット銀行に限ったことではなく、他のビジネスローンでもいえることです。

ジャパンネット銀行「ビジネスローン」の審査に必要な書類

個人事業主向け不要(利用限度額が300万円を超える場合、直近の所得証明資料が必要)
法人向け

直近2期分の決算書

・別表一(一)
・貸借対照表
・損益計算書

ヤフー出店者専用

freee会員専用

ビジネスアカウントがある場合不要
ビジネスアカウントがない場合法人

・口座開設申込書
・取引担当者本人確認資料
・業務内容確認書類

個人

・口座開設申込書
・本人確認資料

ジャパンネット銀行「ビジネスローン」契約までの流れ

① 申込ネットで申込

② 審査・通知メールか電話で審査結果を連絡

③ 口座の開設ビジネスアカウントをもっていない場合のみ

④ 契約・融資契約完了後、すぐに利用可能

ジャパンネット銀行「ビジネスローン」まとめ

ジャパンネット銀行「ビジネスローン」は、比較的低金利、ヤフー出店者専用、freee会員専用であれば最大3000万円が借入可能、ビジネスアカウントを持っていれば融資までのスピードが早い、利用限度額の範囲内であれば何度でも利用可能と使い勝手の良いビジネスローンです。

ビジネスアカウントを持っている事業者、Yahoo!ショッピング、ヤフオク!で販売をしている事業者、できるだけ金利を安くしたい事業者にとって特におすすめなので、ビジネスローンの検討している事業者はジャパンネット銀行「ビジネスローン」を選択肢のひとつにしてみても良いでしょう。

 

ジャパンネット銀行のビジネスローンは事業者であれば個人事業主向けか法人向けとなる。
冒頭でも話したが、ジャパンネット銀行のビジネスローンはタイプが4つある。とはいえ、事業者が利用するのは個人事業主向けか法人向けのタイプとなる。
気をつけるべき点として全てのビジネスローンでいえることだが返済日に必ず返済することだ。遅延損害金はかなりの痛手となるぞ。

 

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株式会社デキタ
株式会社デキタの代表取締役。資金調達に関する知識を身に付けるために「ファクタリングで資金調達デキタ!」を制作・運営。その延長線上で、事業者の利用する資金調達方法に焦点を当てた当サイトを企画・制作・運営。 資金調達に関する記事執筆は2018年より開始。複数の税理士やファイナンシャルプランナーと交流しながら、記事執筆をつづける。