島根県でファクタリング 銀行融資・借入NGからの資金調達方法

ファクタリング。中小企業の泣き所である「資金繰り」を解消するため、近年注目を集めている資金調達方法です。今回は、島根県の主要産業にオススメのファクタリングについて詳しく解説していきます。島根県の特性についても解説していきますので、合わせてお読みください。

島根県の特性

島根県の主要産業、地域特性と減収傾向にある産業について解説していきます。

島根県の主要産業と地域特性

島根県の主要産業は第三次産業が大部分を占めています。特にサービス業が産業全体の19.3%を占めており、島根県の経済を支えていることが分かります。

第一次産業では、日本海に面しているため、漁業が盛んで中国・四国地方では最も漁獲量の多い県でもあります。しかし、全国的な流れと同様に農業の衰退が進んでいます。総農家数・耕地面積・農業生産額も年々低下していることが懸念されています。

第二次産業は製造業、特に鉄鋼業が盛んです。溶解パルプ、工具鋼、純綿糸の出荷額は全国で1位となっています。最近では情報通信機械、電子部品・デバイスも出荷額を伸ばしています。

島根県の減収傾向にある産業

島根県の2017年に休廃業・倒産した件数は216件あり、その内倒産件数は34件、休廃業は182件です。2年連続で前年の件数を上回っており経済の衰退が懸念されています。業種別で見ると、建設業が52件、小売業が42件、サービス業が36件と全体のおよそ半分を占めています。

また、代表者(経営者)の高年齢化も問題視されています。倒産・休廃業を行なった経営者の年齢が70歳以上の企業は、全体の4割を占めており、後継者不足も経済の衰退の一因になっています。

倒産・休廃業の件数が最も多い建設業は、苦戦が続いています。島根県内の建設事業者数は、日本全国の12%にあたる4600社余りです。公共事業の比率が高く、仕事の6割を占めているのは、福井県に次いで全国2位です。公共事業に依存しているため、県の財政難に経営が左右されてしまうという悪い流れが生まれているのも事実です。

建設業にはファクタリングが有効なのをご存知ですか?建設業は経費の支払いを仕事が完了する前に支払うという特殊な慣習があります。その為、工事期間が延びると(天候などで)売上が入金されず、経費の支払いが出来なくなり、黒字倒産に繋がりやすいと言われています。

ファクタリングは、売掛債権を資金化する合法的な金融工学で、国からも利用を奨励されています。売掛債権を資金化することで、確実な利益を確保し、経費としての資金も獲得できる資金調達方法です。

次の項ではファクタリングについて簡単に説明していきます。

ファクタリングとは?

ファクタリングとは、「売掛債権を買い取って入金期日前に資金化する金融サービス」のことです。銀行の融資とは違い、債権売買契約による資金調達方法のため、将来的な負債が発生しないというメリットがあります。一般的に2社間ファクタリングと、3社間ファクタリングという2つの方法が行なわれています。

2社間ファクタリング

2社間ファクタリングは、売掛元の企業とファクタリング業者の間で行われるファクタリング取引を指します。売掛債権を「モノ」として扱い、ファクタリング業者に「買い取ってもらう」ことで資金化する方法です。

3社間ファクタリング

3社間ファクタリングは、売掛元、売掛先、ファクタリング業者の3社間で行われるファクタリング取引を指します。2社間ファクタリングでは、売掛先からの入金時に、売掛元(ファクタリング申し込み者)から、ファクタリング業者に売掛金を入金していましたが、3社間ファクタリングは、売掛先から直接ファクタリング業者に売掛金を入金するという、お金の流れの違いがあります。

3社間ファクタリングは、2社間ファクタリングに比べ、手数料が安いというメリットがあります。ただし、2社間ファクタリングと違って、3社間で取引契約を結ぶことになるため、資金化までのスピードは2社間に比べて時間がかかる場合があります。審査自体は2社間も3社間も同様の時間ですが、交渉のテーブルにつくまでは、売掛先の都合もあるため、資金化までに時間がかかるケースもあります。

どちらも、メリットとデメリットがあり、金額や取引先の企業との信頼関係などを考慮した上で、ファクタリング方法を決めるべきでしょう。

ファクタリングと売掛債権担保融資の違い

よく勘違いをされるのが、ファクタリング=売掛債権担保融資という認識です。ファクタリングは、売掛債権そのものを取引するのに対して、売掛債権担保融資は、売掛債権が担保になって「融資」を受ける取引です。銀行なども「ファクタリング」という言葉を使っている所が有りますが、ファクタリング自体は「売買取引」が基本で、「融資取引」ではないということを覚えておきましょう。

売掛債権担保融資=ファクタリングと謳う業者には注意するべき

実際、ファクタリング業者の中でも、売掛債権担保融資をファクタリングとしてサービスを展開している所もあります。しかし、そういった業者のほとんどは、ファクタリングを悪用した詐欺業者の可能性もあります。もちろん合法的にサービスを展開している業者もあります。きちんと、ファクタリングと、売掛債権担保融資の違いを説明したうえで、資金化までのサポートをしてくれる業者もあります。

しかし、ファクタリングの説明もなく、ファクタリングだと思って取引したら、実は融資で、売掛金や手数料に加え、利息まで取られていたという悪質な詐欺行為を働いているケースもあります。

悪質な詐欺業者の横行は、ファクタリングに関するきちんとした法律が整備されていないということが原因です。サラ金が社会問題になり、貸金法が改正されたときも同様ですが、大きな問題にならなければ法律は改正されません。最近では、闇金業から悪質ファクタリング業者に鞍替えする業者も増えてきており、利用者側の知識が少ないことにつけ込んできます。

ファクタリングを利用する前に、きちんとファクタリングについて学んでおくことが最も重要だということを覚えておきましょう。

ファクタリング業者の選び方

ファクタリング業者はどのように選べばいいのでしょうか?ここでは、ファクタリング業者の選ぶポイントについて解説していきます。

地元ファクタリング業者は?

島根県内に本社を置くファクタリング業者はほとんどありません。ファクタリング業者のほとんどが東京や大阪、福岡などの大都市圏に本社を構えています。お金を扱うサービスのため、出来れば顔を合わせて内容を詰めたいと思うのも当たり前です。

ファクタリング業者は、そういった企業側のニーズに応えてくれる業者がほとんどです。出張面談やテレビ電話対応など柔軟な対応をしてくれる業者を選ぶことをおすすめします。

業者選びで重要なのは?

最近では申し込みから入金、売掛金の入金(返済)まで、ネットで全て完結できるファクタリング業者も増えてきました。申し込む側とすれば、最終的に売掛債権を資金化させることがゴールです。ファクタリング業者との関係性を築くことも重要ですが、その前にきちんと資金化できるかどうかということが最も重要なポイントです。

ファクタリング業者を選ぶ際のポイントは、「手数料」、「自分の業種に強い(経験がある)」という点です。審査に関しては、申し込んだ企業ではなく、売掛先の企業が審査対象になります。そのため、融資と違って「審査に通りやすい」というポイントはあまり重要ではありません。

まとめ

島根県の主要産業におすすめのファクタリングについて解説してきました。ファクタリング業者は、得意な業種によって売掛金資金化の上限が異なります。大きな売掛金を資金化する必要がある場合には、きちんとした実績があるファクタリング業者を選ぶべきです。

金策で困ったら、まずはファクタリング業者探しからはじめてみてはいかがでしょうか?