皆さんはファクタリング業者を選ぶ際に、何を基準にしていますか?手数料やスピード、取引方法など様々なファクターを検討してファクタリング業者を選んでいると思います。今回は、東京都内でファクタリング業者を探す際どんなこと(地域色など)に注意すればよいのかということについて解説していきます。
ファクタリングの基本についても簡単に説明していきますので、合わせてお読みください。
ファクタリングとは?
ファクタリングの地域性を説明する前に、ファクタリングの基本について解説していきます。
ファクタリングとはそもそも何?
ファクタリングは、難しい言葉を使うと「他人が有する売掛債権を買い取って、その債権の回収を行なう金融サービス」のことです。日本でのファクタリングは「保証ファクタリング」という部類に入り、与信審査の上で売掛債権を買取り、その債権の回収まで行う金融サービスです。
よくテレビドラマなどで、複数他社の借金を全てヤクザが買い取り、法外な利益を含めて違法な取り立てなどを行なうシーンがありますが、それと同じような仕組みの「合法的」な金融サービスです。
基本的に法人(個人事業主も含まれる)が対象のサービスで、資金繰りを円滑に行うための新しい金融サービスとして注目されています。
東京都内のファクタリングにおける地域性とは?
東京都はファクタリングサービスの発祥地でもあります。他の地域との違いは「手数料」でしょう。東京都内に会社を構えるファクタリング業者の多くは、23区内に事務所を構えている場合がほとんどで、事務所の賃貸費用や、人件費などコスト面が高いという特性があります。そのため、企業として利益を出すために、ファクタリングを行なうための手数料が、他の地域よりも割高になっていることが多いです。
ファクタリング業者を選ぶ際の注意点
ファクタリングはお金に関することなので、業者を選ぶ際には注意が必要です。最近になって始まったサービスなので、違法なファクタリング業者が食指を伸ばしていることもあります。ここでは、ファクタリング業者を選ぶ際の注意点について解説していきます。
ファクタリング業者を選ぶポイントとは?
ファクタリングを依頼する際のポイントとして、「手数料」と「資金化までのスピード」が挙げられます。しかし、依頼する側が選んだとしても、ファクタリング業者側の与信審査によっては、ファクタリングができない場合もあります。そのため、先に挙げた「手数料」、「資金化までのスピード」に加えて、「審査に通りやすい」業者を選ぶことが重要です。
また、ファクタリング業者の信頼度も重要です。現状の法律では、ファクタリング業者には、貸金業者登録や、金融商品取引業社登録といった免許の発行はされていません。債権はお金であっても実際にはお金ではない「モノ」であるため、古物商取引業登録(リサイクルショップなどに必要な免許)だけで運営している業者もいます。
実際問題として、何の免許も持たずとも開業できてしまうのが、ファクタリング業者ということになります。そのため、少し頭のいい闇金業者などは、個人に貸し出す街金業よりも、お金を持っている法人を相手にした新しい闇金ビジネスをしている場合もあります。
ファクタリング業者を選ぶ際のポイントは、「信頼できる実績がある」、「手数料や資金化までのスピードが比較的早い」といったことに着目するようにしましょう。
対面式ファクタリング業者をベースとして考える
ファクタリング業者を選ぶ際にベースとなるのが、対面式面談があるか否かです。ファクタリング業者自体、まだそれほど日本国内に多くはないということもあり、基本的にネットや電話で事前申し込みを行ない、本社事務所などで詳細をヒアリングして、資金化を行なうというのが一般的な流れです。
ネットで全て完結できるファクタリング業者もいますが、基本的には対面式でお互いの信頼を深められる業者が安全安心ですね。
遠隔地でもファクタリングを使えば資金調達は可能
先ほども少し触れましたが、ファクタリング業者は日本全国に展開しているわけではありません。もちろんインターネットで調べれば、多くのファクタリング業者が営業していることが分かりますが、地方に行けば行くほど、ファクタリング業者が限られてきます。
ここでは、遠隔地から東京都内のファクタリング業者を選ぶ際の注意点について解説していきます。
ファクタリング業者は地域密着型がいいのか?
ファクタリング業者は、基本的に地域密着型です。理由は、回収作業が円滑にできるという点です。また、買い取った債権元との連絡スピードが速くなる為、貸し倒れになるリスクを減らすことにも繋がります。ですが、国内のファクタリング業者の絶対数が少ないということもあるため、地方から東京都内の実績あるファクタリング業者に依頼するというケースも少なくはありません。
大きな会社になれば、地方まで出張面談取引をしてくれるところもあります。しかし、一番重要なのは、「資金化できるか」ということを忘れないでおく必要があります。
一番重要なのは資金調達ができること
対面式ファクタリング業者であっても、非対面式ファクタリング業者でも目的である「資金調達」が出来なければ、なんの意味もありません。最も重要なのは、「資金化」できるか否かということです。
対面式は業者との信頼関係が築けるため、安心安全のメリットはありますが、結果的に資金化ができれば、対面式であるということはそれほど大きなウエートを占めることはありません。
実際に、地方在住の中小企業さんが、東京都内のファクタリング業者に依頼して資金化につながっていることを踏まえると、対面式、非対面式はファクタリング業者を選ぶ基準ではかなり低いと見るべきでしょう。
まとめ
東京都内のファクタリング業者3社を紹介してきました。基本的に東京都内のファクタリング業者は、全国展開している業者がほとんどです。そのため、ファクタリング業者を選ぶ場合には、「資金化までのスピード」と、「ファクタリング手数料」の2点を重視して検討することをおすすめします。
是非、今回のコラムを参考にして、円滑な資金繰りができるように頑張って交渉してくださいね。