ファクタリングという言葉を聞きなれない人も多いのではないでしょうか。
ファクタリングとは「売掛債権を買い取り現金化する」ことです。売掛債権は通常、現金として手にするまでに数ヶ月待つ必要があります。しかしファクタリングを利用すると、早ければ即日で資金調達が可能となります。
弊社「えんナビ」では、そんなファクタリングサービスを展開しています。
簡単にファクタリングを説明
いまいちイメージがつかめない方もいるかと思います。そこで以下で分かりやすく説明したいと思います。
ファクタリングで登場するのは「事業者」「取引先」「ファクタリング会社」の3社となります。
事業主です。
Aさんの取引先(売掛先)です。
ファクタリング会社 Cさんです。
ファクタリングの仕組み
商品やサービスを取引先のBさんに提供した。再来月には100万円が入ってくる。でも今月お金が必要なんだよなぁ。ファクタリング会社さん、何とかならない?
何とかなりますよ。弊社とファクタリング契約をしましょう。
ファクタリング契約って何?
再来月には取引先であるB社さんから売掛金の100万円が入ってくるんですよね?でも今月お金が必要なんですよね?
なので私が100万円から手数料を引いた分(たとえば今回は80万円)で、事業主Aさんから取引先B社さんに対しての売掛金の債権を買い取らせていただきます。これによりあなたには80万円の現金が手に入ることになります。
そんなことができるの?ありがとう!じゃぁこれが取引先のB社さんに対しての債権だからあなたに譲渡するね。
ありがとうございます。では80万円お渡ししますね。
本来であれば、Aさんには再来月お金が取引先のBさんから入ってくる予定でした。
でもAさんは今月お金がどうしても必要だったのです。
ファクタリング会社にお願いすることにより、Aさんは取引先B社さんへの債権をファクタリング会社に80万円で譲渡することにしました。
これにより、今月お金が必要だったAさんは80万円の資金調達に成功したのです。もちろん再来月まで待つことができれば100万円手に入ったわけですが、背に腹は代えられません。
そしてAさんが取引先のB社さんに対して持っていた債権。今度はファクタリング会社が取引先のB社さんに対して持つ債権となったわけです。
ここからが2つのパターンに分かれます。「2社間ファクタリング」と「3社間ファクタリング」です。
取引先のB社さんが売掛金をAさんに渡すのか。それともファクタリング会社に渡すのかです。
2社間ファクタリングの場合
2ヶ月後、Aさんには予定通り、取引先のB社さんから売掛金の100万円が入金されました。
B社さんから売掛金の100万円が入金された。じゃぁこのお金をファクタリング会社に送金しなきゃ。
これで2社間ファクタリングの一連の流れは終了です。
多くのお客様がこの「2社間ファクタリング」を選択します。ファクタリング会社の存在を取引先のBさんに知られることがないためです。今後、取引先B社と今までと同様続けていけることでしょう。また資金ショートの事実を他の取引先にも知られることがありません。
3社間ファクタリングの場合
Aさんから取引先のB社さんへの売掛金の債権は、Cさんが持っています。
Aさんから取引先のBさんに対しての債権を買い取りました。なので再来月Aさんに送金する予定の売掛金は弊社に送金するようお願いします。
分かりました。
これにより取引先B社から債権分の100万円がファクタリング会社に送金されます。
これを「3社間ファクタリング」と言います。
2社間ファクタリングに比べ手数料が低いのが魅力です。ただし最大のデメリットとして取引のあるB社に対して、ファクタリング会社が介入していることが分かってしまいます。
これにより他の取引先にも資金ショートの事実が広まってしまう可能性があります。ファクタリングでいったん経営難を乗り切ったとしても、取引先への不信感が増してしまうことは、将来的にプラスには働かないでしょう。
まとめ
Aさんが取引先のB社へ持つ債権を、ファクタリング会社が手数料を引いた金額で買い取ることをファクタリングと言います。債権を買い取っているため、お金を貸している行為とは異なります。つまりお金を借りると発生する、利息や金利という概念はありません。
一見複雑そうに見えるファクタリングですが、実は仕組み的にはシンプルなものとなっているのです。