三重県でファクタリング 銀行融資・借入NGからの資金調達方法

近年、あのオバマ大統領の広島訪問が実現した伊勢志摩サミットが行なわれ、美麗で豊かな自然が世界中から注目を集めている三重県。紀伊半島の東側に位置し、観光立県としても有名です。

ファクタリングをご存知でしょうか?中小企業の泣き所である「資金繰り」を解消するため、近年注目を集めている資金調達方法です。今回は、三重県の主要産業にオススメのファクタリングについて詳しく解説していきます。三重県の特性についても解説していきますので、合わせてお読みください。

三重県の特性

三重県の主要産業、地域特性と減収傾向にある産業について解説していきます。

三重県の主要産業と地域特性

三重県の地域特性は、海や山といった自然に恵まれており、第一次産業である農業や漁業が盛んな県です。古くは江戸時代から観光を産業として成り立たせている県でもあり、近畿地方の観光県としても有名です。

第一次産業である農業と漁業は全体の約5%弱です。主要産業は、製造業、小売業、サービス業がそのほとんどを占めています。近年では、医療福祉業も徐々に伸びてきており、高齢化の影響が県の主要産業全体に徐々に出始めています。

三重県の減収傾向にある産業

三重県で減収傾向にある分野は、第一次産業が挙げられます。三重県の企業で資金繰りが厳しいとされている分野は農業などの第一次産業が挙げられます。就業者数も年々減少傾向にあり、とくに山間部では、高齢化による担い手不足が問題になっています。担い手不足は、生産量の低下にもつながり、産業全体の縮小化も引き起こしています。

第一次産業の泣き所は、収穫期と播種期の資金繰りです。特に山間部の播種期は、資金繰りが悪化しやすいと言われています。1年間の作付け計画に沿って農作物の苗木や種を育てます。種や苗は、前期に収穫した農作物からとれるわけではなく、市販の種などを購入しなくてはなりません。

収穫期には、人件費や、収穫用農機具のメンテナンスなどにかかる経費が発生します。年間を通して経費が掛かる割に、売上や利益に繋がるのは収穫期だけという資金サイクルの悪さが有ります。

ファクタリングは、第一次産業でも、個人事業主でも利用できます。大きな農業関連の事業主は、年間予算計画にファクタリング費用を計上している人もいます。

資金繰りをJAなどの金融機関からの融資で賄っていた人にとっては、融資よりも先に検討して欲しい金策です。次の項では、ファクタリングについてもう少し詳しく解説していきます。

ファクタリングとは?

ファクタリングとは、「売掛債権を買い取って入金期日前に資金化する金融サービス」のことです。銀行の融資とは違い、債権売買契約による資金調達方法のため、負債が発生しないというメリットなどがあります。一般的に2社間ファクタリングと、3社間ファクタリングという2つの方法が行なわれています。

2社間ファクタリング

2社間ファクタリングは、売掛元の企業とファクタリング業者の間で行われるファクタリング取引です。売掛債権を「モノ」として扱い、ファクタリング業者に「買い取ってもらう」ことで資金化する方法と言った方が分かりやすいですね。

3社間ファクタリング

3社間ファクタリングは、売掛元、売掛先、ファクタリング業者の3社間で行われるファクタリング取引です。2社間ファクタリングでは、売掛先からの入金時に、売掛元(ファクタリング申し込み者)から、ファクタリング業者に売掛金を入金していました。3社間ファクタリングは、売掛先から直接ファクタリング業者に売掛金を入金するという、お金の流れの違いがあります。

3社間ファクタリングは、2社間ファクタリングに比べ、手数料が安いというメリットがあります。ただし、2社間ファクタリングと違い、売掛先に資金難であるという事実が知られてしまうというデメリットがあります。中小企業にとっては、この「資金難の事実」を知られると、取引内容を見直されてしまうということや、足元を見られて、将来的に仕事の単価自体が下がってしまうということにも繋がります。

どちらも、メリットとデメリットがあり、金額や取引先の企業との信頼関係などを考慮した上で、ファクタリング方法を決めるべきでしょう。

ファクタリングと売掛債権担保融資の違い

よく勘違いをされるのが、ファクタリング=売掛債権担保融資という認識です。ファクタリングは、売掛債権そのものを取引するのに対して、売掛債権担保融資は、売掛債権が担保になって「融資」を受ける取引です。銀行なども「ファクタリング」という言葉を使っている所が有りますが、ファクタリング自体は「売買取引」が基本で、「融資取引」ではないということを覚えておきましょう。

売掛債権担保融資=ファクタリングと謳う業者には注意するべき

実際、ファクタリング業者の中でも、売掛債権担保融資をファクタリングとしてサービスを展開している所もあります。しかし、そういった業者のほとんどは、ファクタリングを悪用した詐欺業者の可能性もあります。もちろん合法的にサービスを展開している業者もあります。きちんと、ファクタリングと、売掛債権担保融資の違いを説明したうえで、資金化までのサポートをしてくれる業者もあります。

しかし、そういった説明もなく、ファクタリングだと思っていたら、実は融資で、売掛金も回収され、高額なファクタリング手数料も取られたという悪質な詐欺行為を働いているケースも少なくないのが現状です。

こういった詐欺業者の横行には、ファクタリングに関するきちんとした法律が整備されていないという点も忘れてはいけません。サラ金が社会問題になり、貸金法が改正されたときも同様ですが、大きな問題にならなければ法律は改正されません。そのタイミングにつけ込んで悪いことをしようとする人は少なからずいます。最近では、闇金業から悪質ファクタリング業者に鞍替えする業者も増えてきており、利用者側の知識が少ないことをカモにしている所もあります。

ファクタリングを利用する前に、きちんとファクタリングについて学んでおくことが最も重要だということを覚えておきましょう。

ファクタリング業者の選び方

ファクタリング業者はどのように選べばいいのでしょうか?ここでは、ファクタリング業者の選ぶポイントについて解説していきます。

地元ファクタリング業者は?

三重県内に本社を置くファクタリング業者はほとんどありません。ファクタリング業者のほとんどが東京や大阪、福岡などの大都市圏に本社を構えています。お金を扱うサービスのため、出来れば顔を合わせて内容を詰めたいと思うのも当たり前です。

ファクタリング業者は、そういった企業側のニーズに応えてくれる業者がほとんどです。東北地方であれば、仙台市の拠点から面談に対応してくれる業者もあります。

業者選びで重要なのは?

ネット完結型のファクタリング業者も増えてきました。申し込む側とすれば、最終的に売掛債権を資金化させることがゴールです。ファクタリング業者との関係性を築くことも重要ですが、その前にきちんと資金化できるかどうかということが最も重要なポイントです。

ファクタリング業者を選ぶ際のポイントは、「手数料」、「自分の業種に強い(経験がある)」という点です。審査に関しては、申し込んだ企業ではなく、売掛先の企業が審査対象になります。そのため、融資と違って「審査に通りやすい」というポイントはあまり重要ではありません。

まとめ

三重県の主要産業におすすめのファクタリングについて解説してきました。最近ではファクタリング業者も産業別に専門性を持つ業者も多くなってきました。自社の資金繰りを助けてくれるピッタリの業者が見つかるはずです。

資金繰りに困ったら、まずはファクタリング業者探しからスタートしてみてはいかがでしょうか?